注目のオーナー制度
      第1回●「巖窟王」長期貯蔵古酒オーナー制度●宝酒造


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宝酒造の
米焼酎のフラッグシップ商品
「巖窟王」が愛飲家の間で
大人気のオーナー制度に……



第1回 「巖窟王」長期貯蔵古酒オーナー制度
宝酒造

風連鍾乳洞、小半鍾乳洞、稲積鍾乳洞など洞窟の観光地が多い大分県、そんな洞窟のひとつで米焼酎「巖窟王」を3年間貯蔵し熟成させるという、酒好きにはたまらないオーナー制度が宝酒造(本社・京都市)によって運営されている。オーナーを募集すればすぐに一杯になるという、その人気の秘密はどこにあるのだろうか?


オーナーでさえ訪問できない「巖窟王」の貯蔵洞窟
募集すればすぐに埋まる、人気のオーナー制度


  九州の山中のとある洞窟、その奥深くでオーナーのネームプレートが付いた米焼酎が3年間の眠りについている。洞窟の明確な場所は宝酒造の関係者しか知らない。オーナーでさえその場所を訪れることはできず、3年後の目覚めをひたすら待つしかないのだ。
  「巖窟王 長期貯蔵古酒オーナー制度」とは、契約したオーナーの米焼酎「巖窟王5.4L甕」を、大分県臼杵市野津町にある洞窟で3年間貯蔵し熟成させた後、オーナーが指定した場所にその貯蔵酒をお届けするという制度。気温・湿度変化の少ない天然の貯蔵庫である洞窟に、この世にたった一つしかない、オーナーになった方だけの「巖窟王」が、じっくり時間をかけて貯蔵される。
  今回で三回目のオーナー募集となる「巖窟王 長期貯蔵古酒オーナー制度」。第一回目(2003年2月)は消費者が興味を示すかどうか疑心暗鬼の中でオーナーが募られた。ところがその仕組みの面白さがマスコミに取り上げられて話題になり、1年間で見込んでいた注文予定数が、なんと2〜3日で一杯になってしまった。
  第二回目(2003年末)の募集では今まで洞窟内で平積みにしていた甕を、棚に積んでスペースを広げた。この時も応募が多く、予定していた時期より早く締め切った、そして今回の第三回目(2004年末から)の募集も順調にいっており、5月ころには締め切りとなる勢いだ。

温度や湿度の変化が極めて少ない洞窟だからこそ
貯蔵された焼酎は、薫り高く、まろやかになる


  なぜ洞窟貯蔵なのか? その答えは洞窟という特殊な場所が持つ特性にあった。
  お酒の貯蔵時の大敵は気温の変化だ。それによって品質が大きくぶれてしまう。お酒には熟成が進みやすい温度というものがあり、臼杵市野津町で見つけた洞窟は温度や湿度変化が極めて少なく、熟成には良い環境だったという。1年間を通して温度は15〜16度、中に入るとひんやりする程度。高品質でしかも品質を一定にさせる場所として、この洞窟は最適であった。
  焼酎はトンネルとか炭坑跡とかで貯蔵されることが結構ある。温度変化の少ない冷暗所という場所を探し求めるからだ。海底に瓶を沈めて貯蔵するという話も聞いたことがある。なぜか焼酎に音楽を聞かせるなんていうところもあった。
  アルコールというものは、整った環境で寝かせれば寝かすほどに味がまろやかになる。鋭さがなくなり舌触りが良くなる。「巖窟王」の3年という貯蔵期間に製造面での理由は特にない。1年よりは2年、2年よりは3年と貯蔵すればするほど焼酎のまろやかさは増してくる。しかしだからといって、4年、5年と貯蔵するとなるとコストやキャパシティの面で制約が出てきてしまう。なにせ貯蔵場所は天然の洞窟なのだから。来年春先には第一回募集時の岩窟王が出荷される予定であり、キャパシティーにも余裕が生まれる。次のオーナーを募集することもできるだろう。
  「巖窟王はもともと市販品として平成13年に発売しています。オーナー制度の甕と同じ場所で貯蔵していますが、貯蔵期間はもっと短いです。ですからオーナー制度用の巖窟王はプレミアム感たっぷりの商品なんですよ。契約終了時には貯蔵している甕ごとお届けしますので、ご自宅に保存に適した場所があれば、そのまま貯蔵し続けることはできますね。市販の巖窟王と是非、飲み比べてみてください」(環境広報部 広報課 片岡信行氏)

3年間、ひたすら待ち続けるという行為が
「巖窟王」という商品の価値を増大させる


  「巖窟王」のオーナー制度の人気の高さはいったいどこに理由があるのだろうか? 焼酎人気の背景には、造りへのこだわりがとても大きなものとしてあるが、この「巖窟王」は特に貯蔵にこだわった焼酎として売り出したことが人気を博した理由ではないかと考えられる。
  「巖窟王」の一番の特長である貯蔵にスポットライトを当てて、消費者に特別な貯蔵法を行っていることを知ってもらい、付加価値の高い商品であることを理解してもらうことが本来の目的だった。つまり、市販商品の特徴を伝えるための、いわばイベント的取り組みとして考えられたオーナー制度であり、その売上で利益を上げようなどとは少しも考えていなかったという。その姿勢がまたよかったのかもしれない。
  3年間ひたすらじっと待つという行為、まさにスローライフの醍醐味ではないか。貯蔵された甕から焼酎を掬って飲むなどという経験は一般家庭では、まずありえなかったことである。その味わいにほくそ笑む瞬間、それこそが「オーナーになってよかった」と感慨にふける時なのだ。
  「飲み屋さんのニーズも大きいですね。甕の容量は5.4Lで、一升瓶に換算したら3本分しかありませんが、その希少性といい、貯蔵法といい、薀蓄を語りたい酒場のオーナーにはうってつけの商品になるのでしょう。お店のお客様にこの焼酎をお出しして、洞窟の話や甕の話、3年前に申し込んでようやく手に入れたというような話を語ることができるわけですから、魅力があると思いますよ」(環境広報部 広報課 片岡信行氏)

吟醸酒のように香りたつ米焼酎「巖窟王」
お勧めの飲み方は、やっぱりロック!


  契約の流れは右の図のとおり。オーナーには年に1度、貯蔵の経過報告書を送る。この時にオーナーのネームプレートのかかった甕の貯蔵の様子を写真に撮り同封している。オーナーからは住所や送り先などに変更があった場合にはHPを通して伝えてもらう。また、オーナーになるとTaKaRaオンラインショップ「宝mono館」から商品情報がメールマガジンで定期的に送られてくる。
  オーナー制度では、たとえば甕が割れたりした場合、契約時に支払った金額が変換されるなど保証体制も整えている。
  さて最後に3年間洞窟で熟成された貴重な「巖窟王」のいただき方を伝授していただこう。
  「おすすめはロック。でも一般に皆さんが試されている飲み方は何でも美味しくいただけますよ。日本酒でいう吟醸酒のような花のような香りのする焼酎なので、そういう意味で一番香りが立つロックをお勧めしています。普通の麦焼酎、米焼酎などより一層、香りの高さが楽しめますね」(環境広報部 広報課 片岡信行氏)
  価格設定は、5.4L甕で30,450円(消費税込み)。量といい、3年間の貯蔵期間といい、そのプレミアム感といい、お得感はかなりあると思われる。3年間を待ちきれない方、あるいは届いた焼酎を、旨さのあまりにあっという間に飲んでしまった方は、市販の「巖窟王」を楽しんでいただきたい。こちらも、いける。◆05/04/15






臼杵市野津町の山中にある洞窟
ここに「巖窟王」が眠っている

























5.4L甕で30,450円(消費税込み)









同じ洞窟で市販用の
「巖窟王」も貯蔵される














本格米焼酎
洞窟かめ貯蔵「巖窟王」1.8L
3,200円




本格米焼酎
洞窟かめ貯蔵「巖窟王」720m

1,570円













お問い合わせ

  「巖窟王」長期貯蔵
        古酒オーナー制度


TaKaRaオンラインショップ
            「宝mono館」
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京都市下京区四条烏丸東入FTスクエアビル
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075-241-5111(土・日・祝日・その他休業日除く 9:00〜17:00)
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