注目のオーナー制度
      
第4回●りんごのオーナー制●石黒りんご園


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口コミだけで広がった
りんごのオーナー制度は
抜群の環境と
園主ご夫婦の人柄がウリ!



第4回 りんごのオーナー制
石黒りんご園

北海道・由仁町で、りんごの樹2500本を抱えてオーナー制度を実施されている石黒りんご園。口コミだけで広がり、オーナー数は300名を超えるといいます。立地条件のよさや、イベント企画の面白さなど、人気の理由はいくつもあります。オーナーの皆さんはいったい何処に惹きつけられているのでしょうか?



友人・知人・身内の助けで始まった
オーナー制度も会員数300名で安定


  平成6年に「りんごのオーナー制」を始めた石黒りんご園は、園主ご夫婦は無論、知人や身内、そしてなによりもオーナーの皆さんの手で大きく成長してきました。
  友人の勧めで始めたオーナー制度は、当初、多くの知人や身内がオーナーになってくれたために、まったくの“無防備”状態から始めたのではないことが、ご主人には心強かったようです。そうした皆さんの参加が呼び水となり、また呼びかけなども幸いし、1年目で70〜80名のオーナーに会員になっていただくことができたのです。
   「コマーシャル的なことはほとんどやっていません。口コミだけでやってきました」と語る園主の石黒克次さん。オーナーが新たなオーナーを呼び込んでくれるという、口コミの威力をまざまざと感じられたようです。それだけに、手を抜いたり、うかつな行動をすることは許されません。口コミで、勧めてくださった方々の面目をつぶさないためにも、中途半端なことは出来ません。ただただ、一生懸命に尽くすだけです。
  その結果、毎年、オーナーの数は倍、倍と増えていき、あっという間に300名(オーナー樹に換算して400本ほど)を超えるところまできました。

りんご園の立地条件の良さと
農園主ご夫婦の人柄に惹かれるオーナーの皆さん


  りんごの種類は「つがる」「みちのく」「さんさ」「ひめかみ」「ハックナイン」「レッドゴールド」「新世界」「王林」など。いずれも甘くてさっぱりしているのが特長です。オーナーは近隣の札幌市、北広島市、苫小牧市あたりの方が多いようです。札幌からはクルマで1時間ほどという、ちょっとしたドライブ感覚で訪れることができ、それでいて豊かな自然を満喫できるという立地が、このオーナー制度の人気に少なからず影響を与えているようです。
  「北海道は、他にもりんごのオーナー制度を実施されているところがあります。それなのに当園をこんなにオーナーさんが支持していただけるのは、ひとつに、りんご園の環境のよさにあると思っています」(石黒園主)。広い敷地のりんご園は四方を山に囲まれ、まわりから隔絶された景色を作っています。りんご園の真ん中には池があって、まるで“別天地のよう”と感想を漏らすオーナーさんもいるといいます。
  そして、何よりもオーナーの皆さんが石黒りんご園を支持する理由は、園主と奥様の人柄に惹かれるからだと思われます。園主の“商売っ気”のない実直さ、奥様の優しさや行き届いた気配りなどが、オーナーの皆さんにはとても心地よいものなのです。年に数回、このりんご園を訪れる時は、まるで里帰りをするようなときめきと、やすらぎを覚えるオーナーさんも少なくないでしょう。

オーナー制度は収穫だけが目的ではない
人とのつながりを確かめ、深め、楽しむもの


  りんごの花の咲く春には開園式を行います。このときにオーナーのりんごの樹を決めます。事前に決めておくようなことは一切しません。「すべて、当日の抽選で行っています。これが一番公平なんですね。差別していないということをお客様にわかっていただくことが大切なのです。まあ、実際、自然になるものですから、収穫のときに多少の出来不出来というものはあります。そのことは開園式のときのあいさつで必ず皆さんに申し上げるのです」(石黒園主)。
  りんごのオーナー制度は、りんごをたくさん収穫するためだけにあるのではありません。りんごを育て、収穫するという一連の作業を通して、親子や夫婦の絆、友人との親交、そしてりんご園での出会いを確かめ、深め、楽しむものなのです。量のみを求めるのではなく、別の楽しみを見つけてほしい、というのが園主の真意のようです。
  そんな考えから、開園式には、りんご園の池の前に特設ステージが設けられ、生バンドによる生オケ大会が開催されます。ジンギスカンパーティも開いて、多くのオーナー家族が楽しい1日を過ごされています。こうしたりんご園の雰囲気やそこに集う人々の陽気さを好んで、リピーターになっていただけるオーナーが数多くいらっしゃるようです。オーナー制度開始以来、12年間ずっとオーナーになっていただいている方も20人以上いるそうです。
  「ありがたいことです。このりんご園を愛してくださる皆さまに、何らかの御礼をしなければいけない、と考えて始めたのが、オーナー歴5年目の方へのりんごの樹1本のサービスでした」(石黒園主)。りんごの樹1本当たり、約30kgの果実が収穫できますから、プレゼントに該当するオーナーにとっては大きな喜びです。

  石黒さんは、昨年、ある理由からオーナー制度をやめようと真剣にお考えになったそうです。しかし、そのたびに、オーナーの皆さんの笑顔を思い出し、また励ましの言葉をいただき、りんご園の規模を縮小してでも続けてこられました。「皆さんの要望に応えられるオーナー制度を目指し、そろそろ飛躍を遂げようかと考えています」というお言葉に、吹っ切れたものを感じます。どうぞ、奥様ともども、オーナー制度の魅力を多くの方々に伝えてください。
 
◆05/10/11






りんごの花の咲くころ
開園式が行われます



ネームプレートを付けるオーナー


生オケで開園式の盛り上がりはピークに










10月に入ってからの収穫
この樹になっているりんごは
全部オーナーのものです



芋ほりで楽しんでいただく
イベントもありました







石黒さんご夫妻
お二人の人柄に惹かれるオーナーも




お問い合わせ

    りんごのオーナー制

石黒りんご園
〒069-1208
北海道夕張郡由仁町山形611
問合せ先●0123-83-3321
FAX●同上

ホームページ●
http://www2.ocn.ne.jp/~k-apple/


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